常に最新の フランチャイズ セミナーや加盟イベントをご紹介するコーナーです

毎日のように新しいビジネスをデータベースに加えていきます。フランチャイズ の本場アメリカで成長を続けるフランチャイズビジネスを探索ください!

毎日のように新しいビジネスをデータベースに加えていきます。フランチャイズ の本場アメリカで成長を続けるフランチャイズビジネスや加盟店を探索ください!

コラムニストへ

役立つ情報コーナー。今週は フランチャイズ 法が世界一整備されたアメリカFC業界の歴史を振り返ります。

  • 英語ページに移動

    日本FCのトップ100データを見るために会員’登録へリンク


国際弁護士に海外ビジネス情報を聞くのは得策か?

フィリップ・F・ジードマン Philip F. Zeidman

ジードマン氏は、ワシントンDCに所在する法律事務所 DLA Piper Rudnick Gray Cary US LLP」の上級弁護士である。 国内フランチャイズ、国際ライセンシング、国際フランチャイズ法を専門とする。イェール大学で学士号を受け、ハーバード大学法学部の法学位を取得している。 著作も多い。



海外進出したいFC本部のクラシックな質問

米国FC本部がフランチャイズ国際弁護士の話を聞きたいのは、当然ながら海外進出の意図があるからだ。アメリカのフランチャイザーが弁護士に聞く典型的な質問は次のようなものであろうか。
- 進出先の国には別のフランチャイズ法規があるのか?
- あるとすれば、どこまで情報開示をするのか?アメリカの法律とはどこが違うのか?
- 商標のプロテクションは大丈夫か?
- 税法で注意することはないか?
- 加盟店契約の条件は違ってくるのか?
- ライセンス料やロイヤルティの徴収に何か制限はないのか?
- 争論や訴訟沙汰になったらどう処理すべきか?

と箇条書きにしてみたが、フランチャーザーが弁護士に聞きたい質問はまだまだたくさんある。

海外諸国のビジネス事情を弁護士に求める

法律上の答えは直ぐに出る。しかし、フランチャイザーが本当に知りたいことは、進出予定先のビジネス状況である。弁護士の印象を尋ねてくるケースが多い。しかし、国際弁護士は海外ビジネスに関する学位を持っているわけでなく、法律問題に答えるような訳にはいかないのである。しかし、弁護士の困惑を気にもせず、意見を求めてくるフランチャイザーが多い。「だって、貴方は海外企業の弁護士をやった経験があるでしょう?現地に行ったこともあるし、いろいろ見てきたから知っているでしょう?」というように、我々弁護士の印象と意見を強硬に要求してくるのである。

私にしても得意客の期待を裏切るわけにもいかず、何がしかの意見や情報を伝えることになる。近年、海外進出と言うと必ず話題に上る国が2つある。デュバイとインドである。今回は、この2カ国について、私の「印象」と「意見」を紹介する。


回復の道遠しのデュバイ


「驚異的な発展だ」とオバマ大統領がカイロの演説で持ち上げたのは6月のことであった。しかし、不況の嵐は余りにも唐突で、今もその後遺症が随所に散見される。デュバイ空港には3000台の車が放置されたままだ。債務支払いを恐れデュバイを逃げ出した外国人の置き土産である。デュバイ人口の90%が海外労働者である事実を想起していただきたい。ホテルの一室で水道の蛇口を回すとゴキブリが這い出てくるという噂が飛び交っている。そこまで現状は悪くないにしても、投資家がデュバイに戻るのはかなり先になる見通しだ。

世界最大数の英語理解者を国民に持つインド

インドの構造問題、即ち国民の65%が農業人口という現実問題に阻まれ、「インドの奇跡」神話も後退し始めた感がある。65%を占める農民のGDPは全体の18%に過ぎないのである。教育システムは惨憺たる有様だ。インフラ整備は一向に進まず、国民生活の悲惨さは言葉に尽くせない。下痢を伴う疾患で毎日1000人の子供が死んでいる。私がインドの町をジョギングすると、野生化した犬が私を追いかけてくる。フランチャイズに関して言えばロイヤルティにかかる上限枠や、インドから海外送金するときの制限などに留意すべきであろう。

国際弁護士の印象をまとめると・・・

デュバイとインドにおける将来のポテンシャルが非常に大きいことに疑問の余地はないだろう。法的な問題は余りないが、あったとしても解決できる類の範疇である。しかしながら、いまだに不安定な社会状況は今なお存在しており、我々にとって見知らぬ環境に遭遇する可能性に備えていたほうがよいだろう。 以上はあくまでも我々弁護士の印象に過ぎない。法学部で学んだことではないのだが、果たして弁護士に海外のビジネス事情を求めるのは適切であろうか。


2014年アーカイブ
2013年アーカイブ
2012年アーカイブ
2011年アーカイブ
2010年アーカイブ
2009年アーカイブ