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フィリップ・F・ジードマン 
フィリップ・F・ジードマン Philip F. Zeidman

ジードマン氏は、ワシントンDCに所在する法律事務所 DLA Piper Rudnick Gray Cary US LLP」の上級弁護士。国内フランチャイズ、国際ライセンシングを専門とする。イェール大学で学士号を受け、ハーバード大学法学部の法学位を取得している。著作も多い。

Philip.Zeidmani@dlapiper.com


チェコのフランチャイズが海外進出しないのは何故?

2015年8月12日- プラハの夏は最高だった。川面は太陽を浴びて光り輝き、音楽は感情を揺さぶる激しいものから静寂に満ちたものまで思い思いの曲を楽しめる。魅力溢れるアートや建築物が多い。かつて、灰色の社会主義の時代がここに存在していたととはとても想像できないほどだ。

このようにプラハも他の都市も魅力満載なのであるが、ビジネスの観点から見た時、チェコはどの様に評価すべきだろうか。国内生産の減少とインフレが重なり、国内には長い不況が続いている。景気停滞と可分所得の減少は当然ながら国内消費を減少させた。

しかし、ヨーロッパ諸国の中で最も安定した経済を保ってきたのもチェコなのである。ここで議論したいのはチェコの潜在力であり将来性である。チェコ経済が安定している理由は地理的に中心に位置すること、そしてインフラコストが低いことによる。

経済の主力は EU諸国、特にドイツへの輸出である。近隣で最速成長をする IT企業が数多く存在する国であり、今では輸出の多くがテクノロジーとデジタル商品で占められるようになった。これはチェコにとって2011年以来の明るいニュースである。

国内経済を上回るフランチャイズ業界の成長

国の経済状態がフランチャイズにも正確に反映するというのが一般常識なのだが、チェコの場合には当てはまらない。フランチャイズのセクターが他の業態を上回る業績を出しているからだ。

また、米国を含む海外フランチャイズの多くがチェコに進出する理由は同国の法的な枠組みが海外資本に対して友好的であることや外貨支払いになんの制限もしていないからだという。フランチャイズを規制する前提条件のようなものもない。

こうした要素が重なり合い、今日のフランチャイズの隆盛を可能にしたのだろう。フランチャイズブランドの数は2013年に10%アップ、2014年には12%アップした。推定では FC本部数は200を超えると言われている。加盟店数も増加傾向にあり、2014年に6%増えている。この中にはアメリカブランドも多く含まれており、プラハ進出を熱望するアメリカブランドが数多く待機中と米国大使館は伝えている。

但し、決して米国フランチャイズが圧倒的に多いという状況ではなく、まだまだ未開発の市場が多く残されている。特にサービスフランチャイズの進出は皆無に近く、トレーニングを主テーマにするフランチャイズへのニーズが高い。

全FC本部の中で海外フランチャイズが占める割合は42%前後と推定される。 つまり、その多くがチェコ国内のフランチャイズであり、メジャーなブランド(海外には全く知られていないが)として Ambiente ( カフェ&レストラン)、 Fruitisimo (バー)、 Bageteria Boulevard (フレンチスタイルのファーストフード)、 Nas Grunt (地産の肉やチーズ流通)、 Natur House (ダイエットセンター)、 Oxalis ( ティー&コーヒー)、 iDry (洗車)等が挙げられる。

美しい川、多様な音楽、個性豊かなアートと建築物に恵まれたプラハの町は今、最高に素晴しい

海外進出に興味を持たないFC本部

一部の例外を除き、チェコで生まれたフランチャイズは海外進出を真剣に考えていないようだ。私自身はチェコのティー&コーヒーブランドをアメリカ導入に関わったのだが、これは例外中の例外といえる。

海外に出ない理由の一つはチェコが小国であるからだが、根本的な原因は文化の違い、国民性の違いによると思う。チャンスを試したいという大胆さが感じられないのだ。しかし、もし、私がチェコの一市民であったら必ずチャレンジしたはずだ。それほどに将来性のあるチャレンジなのだが、勿体無い話ではある。


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