ホテルとレストランのベストマッチで 相乗効果を実現するCHIPP



旅人は無名のホテルレストランを回避する傾向


旅行者は、旅先では知名度のあるレストランを好む傾向にあり、ホテルに無名のレストランが入っていても、集客は難しいのが現状だ。ホテルとしては、ブランド力のあるレストランを確保し、宿泊客だけでなく、地元の客を呼び込みたいところである。

ホテルとレストランのマッチメーカー「CHIPP」

このようなホテルとレストランの相乗効果を狙って発足したのが「
CHIIP」(Chain Restaurant & Hotel Industry Partnership Program、略してチップと呼ぼう)だ。その目的は、ホテルとレストランの橋渡しをすることにある。ほとんどのホテルでは、飲食業務を外部に委託しており、レストランとしても、ホテルに入ればコストを大幅に抑えることができる。ホテルには通常、大型の厨房、食料貯蔵室、トイレなどの設備が完備されているためである。ホテルとレストランの利害関係が一致するというわけだ。

チップのサービスはホテルフランチャイズに最適

現在アメリカには、3万ヶ所以上のホテルがあり、その大半がレストランを併設している。特にフランチャイズチェーンのホテルの場合、フランチャイジーはレストランを併設することを義務付けられていることが多い。しかし、それぞれの市場のニーズが異なることから、レストランの選択については個々のフランチャイジーに判断が委ねられている。そこで役に立つのが、チップのサービスなのである。

カテゴリ別に十分な審査を実施


チップでは、ホテルとレストラン双方に対し十分な審査を行った上で、ベストマッチを提案する。ホテル側には、一つのカテゴリーにつきレストランを一つずつ紹介する。たとえば、高級コーヒー店一社、イタリア料理店一社、ハンバーガー店一社、という具合である。レストランのフランチャイザーにとっても、ホテルへの売り込みの手間が省けるという利点がある。チップがお膳立てをしているので、双方がすぐに交渉に入ることができるのも魅力だ。


営業の手間を省きスピーディな契約を実現

ホテル側とレストラン側の異なる要求を取りまとめ、取引を成立させるのがチップの役目である。レストランとホテルの組み合わせは、相性を十分に考慮した上で行わなければ、失敗する可能性が高い。たとえば、高級レストランと安いモーテルとでは相性が悪い。その一方で、顧客層さえ異なれば、一つのホテルに二つ以上のレストランが共存することもできる。いろいろな要素を考慮して、ベストマッチを探すためには、チップのサービスが欠かせないのである。