常勤雇用はもう古い、パートタイム雇用こそ時代にフィット!



パート勤務の希望者と資金余裕のない企業をマッチング

パート勤務を希望する大卒の求職者。フルタイムの従業員を雇う資金的余裕のない企業。この二つを結びつけるサービスが今、必要とされている。

デンバーを拠点とする人材紹介フランチャイズ「
10 til 2」(「テンティルツー」と発音します)を立ち上げたジョディ・オーリン氏は、経済環境の変化に対応するには、新しい雇用形態が必要であることをいち早く見抜いた人物だ。そんなオーリン氏の目標は、有益なパートタイム雇用を職場に導入することである。それによって、従業員と雇用主の双方が得をするという。

4人の創立者は全てワーキングマザー

10 til 2の始まりは、2003年にさかのぼる。この年、オーリン氏と3人のパートナーは、大卒でパートタイム就業を希望している人のために、条件の良い仕事を探す必要性があることを認識した。ちなみに4人とも、働く母親である。

「大卒の友人の多くは、いい仕事に就いていましたが、家庭を持つと同時に退職していきました。」とオーリン氏は話す。それまで、子育てをしながら週40時間の勤務形態に戻るのは、至難の業だった。しかし状況は変わりつつあることにオーリン氏は気付いた。不況下では、多くの企業が、非常勤での雇用を希望しているプロフェッショナルな人材をうまく活用できると考えたのだ。


非常勤の雇用を希望するプロフェッショナルが対象

これをきっかけに、大卒のプロフェッショナルな求職者向けのパートタイム就職斡旋会社、10 til 2を立ち上げた。すぐに求職者の登録が殺到し始め、ビジネスはまもなく軌道に乗った。数年後には、11州でフランチャイズ展開をするまでに至った。

働く側にとって、このサービスの利点は明白だ。子育てをしながら、自分が専門とする分野でプロフェッショナルな仕事に就くという選択肢は、ほとんどないに等しかった。10 til 2が、パートタイム就業を希望する人材を容易に獲得できたのも納得できる。

受け皿となる企業側の雇用意識を変える

登録者の募集よりも、企業に雇用形態を変えることの必要性を認めてもらい、プロフェッショナルなパートタイム雇用を受け入れさせるほうが大変だった。「不況時には、パートタイム雇用は企業にとって賢い選択です。企業は人員削減に乗り出していますが、やるべき仕事が減るわけではありません。パートタイム雇用を導入すれば、非常勤の従業員にその仕事を任せることができるわけです。」とオーリン氏は話す。「雇用主は、高度な訓練を受けた、専門分野を持つ大卒の人材を使うことができます。このような従業員には即戦力があります。また非常勤のため、企業は福利厚生や給料の面で、費用を節約できるのです。」