呼吸し、動き回り、話しかける雑誌が登場した!



上の写真は雑誌の位置を変えながら、各地方の天気予報を動画でチェック


「Augmented Reality」(拡張現実)の最新テクノロジーを取り入れた「生きている雑誌」の登場

1932年発刊の伝統あるアメリカの男性向け総合雑誌「Esquire」12月号をコンピュータカメラに向かって持ち上げるだけでいい。シャーロックホームズのシリーズでも知られるハリウッド俳優「ロバード・ダウニー・ジュニア」が突然画面に現れ、立ち上がり、大声であなたに話しかける。手に持った雑誌を傾けたり、回したりしてみよう。コンピュータ画面もそれに反応して角度を変え、場面を変え、あなたの想像をはるかに越える変化を見せてくれるはずである。

呼吸し、動き回り、話しかける雑誌の登場は、歴史上初めての出来事だ。百聞は一見に如かず、右欄の「Play Augmented Reality Video」をご覧いただきたい。

写真右はエスクアイヤ12月号のカバー。表紙の中央下に見えるのがARマーカーである。

これをウエブカメラに向かってかざすと、ロバート・ダウニーJRが大声で怒鳴りだし、あなたの度肝を抜くに違いない。  

「Augmented Reality」(拡張現実)って何?

オーグメンテッド・リアリティ、日本語訳で「拡張現実」の技術が応用されている。オーグメンテッド・リアリティ、略してARとは、様々なデータ、画像、言葉、音声等を生のビデオに重ね合わせるテクノロジーを指す。エスクアイヤのページに埋め込まれたARマーカーをコンピュータカメラに向けて、デジタルコンテンツを呼び出す仕組みだ。

プリント媒体に新しい、未知の可能性が生まれた

ARのテクノロジーは、印刷されたバーコードをPCに向け、URLを呼び出すといった単純なものではない。読者の動きに合わせて、実に様々な反応を見せるのだ。

例えば、動きの角度によって、記事の進行が変化したり、別の記事の見出しが現れたりする。雑誌の動きを変えて、画面上にツイッターやフェースブックなどを呼び出すことも可能であろう。何よりも、読むだけの記事に過ぎなかったプリント媒体に、新しいバリューが加わったのである。

路上で雑誌を中空に掲げると、様々な映像を見られるような将来が現出するのであろうか?雑誌媒体の将来に新たな方向と可能性を示すエスクアイヤの今後に注目しよう。