Five Guys Burgers & Fries
躍進するFive Guys Burgers & Fries

今注目を集める、「ファースト・カジュアル」レストランとは


長引く不況の中、苦戦を強いられているレストラン業界で、「ファースト・カジュアル」というコンセプトが注目を集めている。



ファーストフードとフルサーブの中間コンセプト

ファースト・カジュアル系レストランは、マクドナルドなどのファーストフード・レストランとフルサービスの従来型レストランの中間に位置し、通常のファーストフードよりも高級感があるのが特徴だ。

消費者の間では、ファースト・カジュアルというコンセプトに対する認知度は低いものの、レストラン業界で今最も勢いがあるのがこの分野である。その背景には、消費者がここ数年間、従来型レストランとファーストフード・レストランを避ける傾向にあるという事情がある。その隙間を埋めるように、ファースト・カジュアル系レストランの人気度が高まっているというわけだ。

レストラン業界で一番ホットな分野がファースト・カジュアル

ファースト・カジュアル系レストランの躍進は目覚しく、2006年から2010年の間に30%の伸びを示し、今では300億ドル規模の市場にまで成長している。

現在急成長を遂げているレストランチェーンの多くがこのカテゴリーに属し、その例としてPanera BreadやFive Guys Burgers & Friesが挙げられる。

Panera Breadは過去10年で8倍に拡大し、Five Guysは瞬く間に5億ドル規模のフランチャイズへと成長した。健康志向のFreshiiのような、新興レストランチェーンの多くもファースト・カジュアル系に分類される。

飲食業界が縮小してもファーストカジュアルだけは伸びる?

ファースト・カジュアルのコンセプトには、まだまだ将来性があると考えられており、この分野への進出を試みる起業家が後を絶たない。実際にDenny’sやRuby Tuesdayなどのフルサービスの従来型レストランも、この分野への進出を目論んでいる。

ファースト・カジュアル系レストランの代表格であるBaja Californiaの社長はこう話す。「世の中が不景気であるにもかかわらず、ファースト・カジュアル系レストランは躍進を続けています。レストラン業界が縮小しても、ファースト・カジュアルの分野は今後も成長が見込めるでしょう。」