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Cheeseboy: Grilled Cheese to Go
大人気のグリルチーズ・サンドイッチ、Cheeseboy: Grilled Cheese to Go

グリルチーズ・サンドイッチのブーム到来か

記事:アンドリュー・テリージョン



とろけるチーズの入った、グリルチーズ・サンドイッチは、米国では、ホッとするなつかしい味で、小さい子どもから高齢者まで、幅広い消費者にアピールする食べ物。幼い頃の楽しい思い出を想起させる、誰もが好きな定番メニューだ。

そのグリルチーズ・サンドイッチを専門としたファーストフードレストランが、最近、続々登場している。

グリルチーズ・サンドイッチの市場は、現時点で、まだ、どのブランドも全米レベルでの知名度を得るには至っておらず、地元の限定された地域で成功を収めているに過ぎない。そのような中、国民的なブランドを確立しようと、多数のファーストフードレストランが名乗りを上げており、熾烈な競争が繰り広げられつつある。

トマト バジル クラシック Cheeseboy: Grilled Cheese to Goの「トマト バジル クラシック」

グリルチーズ・サンドイッチは、米国で一般に広く浸透しており、潜在的な需要は大きい。代表的なブランドが不在の現在は、多くの消費者に支持されるようなブランド確立の絶好のチャンスと言える。

しかし、グリルチーズサンドイッチに限らず、サンドイッチ事業の難しさは、誰でも比較的容易に参入できる点にある。これは裏を返せば、初期投資額が少なくて済み、運営がしやすいともいえる。そのため、競争相手に差をつけるためには、店舗の立地条件の良さが重要になってくる。

最近誕生したグリルチーズ・サンドイッチのブランドのひとつが、Cheeseboy: Grilled Cheese to Goだ。同チェーンは、ニューイングランド地方を中心に、現在、 8店舗の直営店を運営しているが、投資費用を抑えながら急速な拡大を図っていくために、2012年にフランチャイズ化に着手。

今後は、全米レベルでの展開を視野に入れている。最近立ち上げられたグリルチーズ・サンドイッチのファーストフードレストラン数社の中でも、最大規模とされる。同チェーンの売りは、自家製パンで、5種類のチーズと11種類のトッピングを組み合わせ、自分好みのサンドイッチを注文できる。

同チェーンが重視しているのが、サービスの質の高さと庶民的な雰囲気で、ショッピングモールのフードコートに出店するのにぴったりのコンセプトだという。

クラビーメルト
Grilled Cheese & Co.オリジナルの「クラビーメルト」

一方、Grilled Cheese & Co.は、メリーランド州で3店舗を運営する、グリルチーズ・サンドイッチのレストラン。最も人気を博しているのが、イタリア生まれのチャバタパンに、モントレージャック・チーズとクラブディップ(カニ入りのソース)を挟んだ、同店オリジナルの「クラビーメルト」だ。

定番メニューとして10種類のサンドイッチを揃えているほか、ベジタリアン仕様にしたり、食事制限がある場合は、特別メニューの注文も可能など、柔軟に対応している。常連客になり、メニューを熟知すれば、次第に自分好みのサンドイッチをオーダーできるようになるという。