アメリカで人気のフランチャイズ
 

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ホームインステッドの海外ユニットで客の介護をするケアギバー(介護士)
介護フランチャイズビジネスのグローバル化が進む

記事:Nancy Weingartner


2014年12月17日- まず、目を剥くような統計を紹介しよう。65歳以上が世界規模で2050年には3倍に膨れ上がり、15億3千万人に達することが確実視されている。米国の介護フランチャイザーの多くが施設の新設と買収の両方のアプローチでこの巨大な海外市場への進出を推進している。

初めての試みとして「ブライトスター・ケア」(BrightStar Care) が海外に複数の加盟店センターをオープンする。シカゴに本部を置くベテラン介護フランチャイズだが、今年の2月に海外部署を作り、カナダ、イギリス、オーストラリア、メキシコ、中国、日本、ニュージーランド、日本への進出拡大をプランしている。

ブライトスター・ケアはマスターフランチャイズ契約もしくはエリアデベロパー契約を年末までに1つまとめ、さらに2024年までには対象10カ国で契約をまとめたいと考えている。

米国の大手介護フランチャイザーはさらなる事業成長のチャンスを海外市場に求めている。理由は明白である。アメリカ国勢調査によれば、世界の65歳人口が5億1,600万人(2009年)から冒頭のように15億人(2050年)に増えるからである。

主要プレーヤーのプロフィール

オマハ(ネブラスカ州の東端)を本拠地にする「ホーム・インステッド・シニアケア」(Home Instead Senior Care)は今年だけで海外加盟店を12に増やした。2015年までにはイギリス(20加盟店)、ドイツ(10)を筆頭に9カ国で50加盟店に増やす計画だ。

日本にも進出済みの 「ライト・アッ・トホーム」(Right At Home)もオマハをベースに2015年までに海外加盟店を50に増やすプランだ。主要な対象マーケットは西ヨーロッパと東南アジアである。同時に、今大きく伸びるとされる市場がイギリス、ブラジル、中国、カナダ、アイルランド、オーストラリアと見られている。2014年9月現在でライトアットホームは9カ国に455加盟店を展開している。

サンライズ・インテリム・ヘルスケア」(Sunrise Interim Health Care) はフロリダをベースにする介護フランチャイズだが、非医療介護を主業務とし、イギリス、ウエールス、スコットランド、北アイルランドを対象に187加盟店をオープンする契約を結んだ。

海外進出を阻む難問

進出や拡大に際して一番のチャレンジはケアギバー(介護士)の確保である。従って、介護士の募集や維持に優れたプログラムを持つフランチャイザーが有利となる。もう一つの難関は、各国固有の法的規制である。フランチャイザーが確立したビジネスモデルやサービス内容が国によっては承認されないケースも多々ある。