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ジブのガレン・ウオルシュCEO(トップ写真の右側)はウガンダの首都カンパラに転居し、クリーンな飲料水を継続的に配布できるフランチャイズを立ち上げた。ウガンダは水も仕事のチャンスも非常に乏しい国なのだ。

世界を変える若きフランチャイザー群像
シリーズ1:水の危機を解決したい


Tom Kaiser

2015年9月17日- 非常に興味深いプロジェクトを推進する世界の若い起業家6名にスポットをあててみた。彼らはフランチャイズのビジネスモデルを使い、世界を変えたいと考えている人たちだ。6回のシリーズを企画し、時には世界を救うプロジェクトに発展しそうな事業を含め、6回のシリーズに分けて彼らのプロフィールとビジネス内容、フランチャイズの活かし方等について紹介したい。

シリーズの1回目に登場するのは情熱溢れるガレン・ウオルシュである。コロラド州の出身、若干28歳のウオルシュはウガンダでクリーンウオーターを流通させるフランチャイズビジネスを展開中である。彼の事業がもたらす社会的なインパクトは経常利益を既にはるかに越えている。ブランチャイズのブランド名は「ジブ」という。

2009年、ウオルシュは平和部隊(開発途上国を援助する米国政府のボランティア活動;Kennedy 大統領の提唱で1961年に発足)の保健指導員としてモロッコに赴任したことがきっかけだった。今、ウオルシュは故郷コロラドから 8,900マイル離れたウガンダの首都カンパラで飲料水を配布するフランチャイズビジネスに邁進中だが、事業は急成長を続けている。ウガンダに限らず、アフリカ大陸の多くの国で飲料水不足が悲劇的なほどに大きな問題となっている。

ウオルシュ、そして他の5名はインターナショナルフランチャイズ協会 (IFA)が提唱する「 NextGenイニシャチブ」の様々なサポートを受け、事業を立ち上げてきた。同イニシャチブの責任者であるジェニファークシェルは「若い世代がフランチャイズビジネスを起業することについて世間では間違った認識があるように思います。彼らにできるものかと。しかし、この6名はそうした業界の常識が実は根拠がないものであることを証明しています」と語っている。

飲料水危機を解決するために

平和部隊の一員としてモロッコのプロジェクトを終えた時、ウオルシュは多くのことを学んだのだが、その中で一番大きな失望は、努力した結果が長続きしないだろうという実感だった。つまり、利益が出ない限り、あるいは経済的な活力がプロジェクトに備わっていない限り継続できないという判断であった。

これでは担当者が去った後、あるいは資金援助がなくなった途端にどんなプロジェクトであっても中途で頓挫せざるを得ない。平和部隊が去った後も自力で成長できるビジネスモデルが必要だと痛感したのである。

任務を終えコロラドに戻ったウオルシュは父親に相談し、以前から温めていたアイデアを練り直し、ジブを立ち上げた。アフリカの水危機を解決し、同時にフランチャイジーを一つ一つ育てていくことが事業目的であった。彼の会社が最初の資金援助をアフリカの加盟店に供与する。そして、現地の加盟店が自身で水を提供する会社を起こし、水不足で困る地域に飲料水を配って回る仕組みである。 お粗末な水質処理、緩い建築基準、拡散する産業廃棄物による汚染などに阻まれ、きれいな水を確保し供給するのは至難のことなのである。弛み無い、継続的な努力なしに成し遂げられない難問なのである。

ジブは加盟店を1マイルほどの間隔で設置する。各加盟店は地元で水を調達し、これを高度なフィルター装置で浄化する。本部は妥当な利子で資金を融通する。ミドルマンの介入はなし。寄付には一切頼らない。なぜならば、寄付が途絶えた時に事業資金も枯渇するからだ。水の価格は低い。そして、新たな雇用が創設される。

7加盟店が年収 $85,000を稼ぐ

今、ウオルシュの元に7加盟店が稼働している。加盟店の平均年収は約$85,000に達する勢いだ。このオペレーションにより、いままでに100万ガロン(約 400万リットル)の飲料水を販売し、1万人以上の住民に届けられた。

今年中にさらに2加盟店を加える。プライベートエクイティを通じて $2.4ミリオンの資金を調達済みでもある。将来の成長を見込んでの投資であり、加盟店や住民にもたらされる恩恵はさらに増え拡大するものと予想される。