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  • 世界を変える若きフランチャイザー群像
    シリーズ 2:10歳の女の子は独立起業を目指していた


    Tom Kaiser

    2015年9月24日-「トット スクアッド」のジェニファー・ビールCEOは10歳の少女の時から起業を夢見ていた。22年後の今、32歳になったビールCEOはポテンシャルに溢れるフランチャイズ本部を運営中である。

    その業態が非常にユニークである。車の幼児座席、乳母車シート、ハイチェアなど幼児シートの清掃を専門にするフランチャイズチェーンである。これらのシートを安全に設置する指導も事業の一環である。利益も上がり、今後の成長が見込まれる事業である。だが、数年前までは予想すらしなかった事業だと彼女は言う。

    「例え100万年生きたとしても、成人したら赤ちゃんのうんちをクリーンアップする仕事をやろうとは夢にも思わなかった。」とビールCEOはインタビューに答えている。

    新会社を立ち上げることこそ彼女が情熱を注ぎたい対象だったのだが、世の中は面白い。ビジネスを専攻する大学生であった時も、自分がアイデアマンと思ったことは一度もない。アイデアを出すのは他人に任せ、自分は実行役だと彼女は当初考えていた。しかし、多くの友人先輩たちがビール自身の情熱を見つけるようアドバイスした結果、彼女のやる気エンジンが始動したのであった。

    例え100万年生きたとしても、成人したら赤ちゃんのうんちをクリーンアップする仕事をやろうとは夢にも思わなかった... ジェニファー・ビール
    30代で職場を去る多くの女性たちを見てきた

    「30前後の女性の多くは職場で未来のハズバンド探しに情熱を注ぎ、家庭を築く。その全員が後で退社していく。このパターンを厭というほど見てきた当時のビールは、ミレニアル世代の女性たちが仕事と家庭のバランスをとれない悩みをブログで集中的に話題にしていることを知り、フォローしたのである。周囲の人たちは必ずしも彼女の新事業に賛同しなかった。「それはちょっといいアイデアだね。」とか、「ニッチだね。」というコメントが関の山だった。

    しかし、こうした消極的な反対にめげることなく、ビールは5万ドルの資金をかき集め事業を立ち上げた。それから4ヶ月後、事業は既に軌道に乗り黒字運営に達したのであった。

    大きなポテンシャルに満ちたトットスクアッド

    同フランチャイズの業態はシンプルである。車の幼児座席、乳母車シート、ハイチェアなど幼児シート専門の清掃、修理、シートの正しいインストレーションである。

    創立は2011年、直営1センターで始まった。フランチャイズ化を開始したのは今年に入ってからのこと、直営店は3ユニットに増えた。初期投資額 $5万〜13万ドル、ロイヤルティ5%、加盟店契約は3年ごとの更新という短さで柔軟性をもたせている。研修期間は加盟店のロケーションで1週間としている。

    トットスクアッドの業務を必要とするのは忙しい母親たちだけではない。ノードストロームのような大型店舗からの引き合いが増えている。ベービーブティークは歩道通路や駐車場にトットスクアッドのスペースを設け、多くの客を呼び込むことに成功している。

    そして、小売店の方からトットスクアッドにコンタクトしてくる状況が自然に増えていったのである。小売店にイベントは付き物だが、その時には必ずトットスクアッドのサービスを要請することが当たり前になってきた。その結果、スタッフもバン車両も大幅に増やすことになった。


    汚れた乳母車(写真左)が新品同様に生まれ変わった(写真右)

    次のステップ?

    ビール CEOには先の見通しがはっきりと眺望できるようだ。かつて、コンピュータリペアのテック企業 Geek Squadがで電子製品の小売ジャイアント Best Buyに高額で買収されたように、トットスクアッドは、トイザラスベイビーザラス、或いはメードサービスの巨大チェーン Molly Maidらとの合併吸収を視野に入れている。

    「最低限のラインとして300加盟店をまず達成します。また、同じサービスがカナダやメキシコでも求められるに違いありません。車シートと乳母車を使う国ならどこへでも進出可能でしょう。」とビール CEOは答えている。